HIV/AIDS
定義 HIVは、体内の免疫細胞を破壊し、免疫機能を徐々に低下させるウイルスです。
検査を受けずに治療が遅れ、免疫機能が著しく低下した際、ウイルスが増殖して免疫機能を徐々に弱め、様々な日和見感染症にかかる状態を、エイズ(AIDS)といいます。
感染経路 感染者の血液、精液、膣分泌液などが、非感染者の傷口や粘膜に触れて体内に入ることでHIVに感染することがあります。
主にコンドームを使用しない性行為や、注射器の共用などによって感染します。
診断と治療 迅速検査(血液または口腔)はスクリーニング検査であり、この検査で陽性反応が出た場合は、確認検査を通じて最終的な感染の有無を判断します。
HIVに感染した場合は、抗ウイルス薬を服用して管理します。
治療を受ければAIDSには進行せず、ウイルスが検出されない状態(U=U)となります。
ウイルスが検出されない状態では、性的接触によるHIV感染は起こりません。
症状 一部の感染者は感染初期に嘔吐、下痢、発熱などの症状が出ることがありますが、無症状で経過することも多いため、必ず検査で診断する必要があります。
感染後は数年間の潜伏期間中に免疫機能を徐々に破壊し、様々な日和見感染症を引き起こします。
予防法 HIVの予防方法は多様です。
代表的なものとして、性行為時のコンドーム使用、曝露前予防療法(PrEP)、曝露後予防療法(PEP)などがあります。
Syphilis
定義 梅毒は「トレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum )」という細菌によって引き起こされる性感染症です。
感染経路 梅毒は主に性行為を通じて人から人へ感染し、オーラルセックスやアナルセックスを含む直接的な接触過程で感染します。
特に皮膚や粘膜に傷や病変がある場合、感染リスクが高まります。
診断と治療 血液検査や臨床症状などにより診断され、早期に発見されればペニシリン注射でほとんどが完治します。
しかし、治療後も血液検査の数値が低い状態が続く場合があるため、経過観察が必要です。
症状 梅毒は段階的に症状が現れ、第1期では梅毒菌が侵入した部位に痛みのない潰瘍が、第2期では手のひらや足の裏を含む全身の発疹や脱毛が現れることがあります。
長期間治療を受けない場合、第3期に進行し、神経や心臓などの内臓に損傷を引き起こす可能性があります。
予防法 性行為時にコンドームを使用することで梅毒感染のリスクを低減でき、潰瘍や発疹などの症状がある場合は、検査を通じて感染の有無を確認し、治療を受けることが重要です。
Hepatitis C
定義 C型肝炎ウイルス(HCV)に感染し、肝臓に炎症が生じる疾患です。
症状がはっきりしないため、気づかないまま進行し、後になって発見されることもあります。
感染経路 C型肝炎は主に血液を介して感染し、性行為中に生じた傷からの血液接触によって感染する可能性があります。
また、注射器を共用したり、消毒されていない器具でタトゥーやピアスを入れた場合にも感染のリスクがあります。
診断と治療 C型肝炎は血液検査で感染の有無を確認でき、感染が確認された場合は、経口抗ウイルス薬を8~12週間続けて服用して治療します。
現在使用されている治療薬は非常に効果が高く、処方通りに規則正しく服用すれば、98%以上が完治することができます。
症状 C型肝炎は、感染者の約80%が症状を感じないため、感染に気づかずに過ごしてしまうことがよくあります。
一部の感染者には、倦怠感や黄疸が現れることもあります。
治療せずに放置すると慢性肝炎へと進行し、数年間症状がなくても肝臓へのダメージが進行し、最終的に肝硬変や肝臓がんを引き起こす可能性があります。
予防法および注意事項 C型肝炎は主に血液を介して感染するため、徹底した予防が必要です。
性行為の際はコンドームを使用し、傷口からの血液接触を防ぐとともに、タトゥーやピアスを入れる際は、必ず消毒された器具を使用する専門の店舗を選ぶ必要があります。
また、カミソリ、爪切り、注射器など、血液が付着する可能性がある私物は絶対に共有してはいけません。
特に、C型肝炎の検査を受けたことがない40歳以上の成人の方は、C型肝炎の検査を受けることをお勧めします。
* 以上の内容は参考用であり、ご自身の状態に関する正確な情報や診断、治療については、必ず専門医にご相談ください。
* 出典 - 疾病管理庁、大韓感染症学会、大韓肝臓学会、米国CDC、世界保健機関(WHO)